Lie Through your tongue
今回は、Lie Through Your Teethとアクティビティを紹介します。このアクティビティは、文法の習熟を図るためるに、ターゲットの文法を使って自分自身のことを書かせることに加えて、スピーキング活動も行えるアクティビティです。今回は、過去形を扱っていますが、他の文法を扱うこともできます。
なお、”Lie through your teeth”とは、「しらじらしい嘘をつく」という意味です。
ワークシート
Lie Through Your Teethでは以下のようなワークシートを使用します。Wordファイルもダウンロードできるので、お好みに合わせて加工し、ご自由にお使いください。Exampleの例文は、授業者自身のことを書きましょう。デモンストレーションを行いやすくなります。
Wordファイルはこちらです↓↓
デモンストレーション
はじめに、このアクティビティのやり方を説明します。上記のようなワークシートを配付して、Exampleの例文を生徒に読ませて、どの文が嘘なのかを予想させます。Exampleのセンテンスは、教師の自身のことを書かないとこのデモンストレーションがやりにくくなります。生徒数名にExampleのセンテンスについて質問してもらい、教師はその質問に答えます(できれば、正解が推測できるように、ボロを出すような答え方ができる良いでしょう)。
英語の指示:Can you guess which sentence isn’t true?/ Can you guess which sentence is my lie? Ask me some questions about these three sentences.
生徒は次のような質問をするかもしれません。
What movie did you watch?/ Who did you watch the movie with?
What exercise did you do? / Where did you exercise?
What breand of shoes did you buy? / How much was the shoes?
質問をいくつかさせた後、正解を確認します。指名して根拠とともに答えを言わせます。時間がなければ、どれが嘘だと思うのか、全員に挙手させるだけでも良いでしょう。
先生:It’s time to check the answer. Which sentece do you think is my lie?
生徒:No.1.
先生:Why do you think so?
先生: Because you couldn’t tell the price of shoes.
センテンスを書く
Exampleにならって、センテンスを3つ書かせます。最初に制限時間を3分ほど与えて、状況を見て、延長すればいいでしょう。生徒の実態に合わせて調整してください。普段からこうしたアクティビティに取り組ませていれば、どの程度の時間がかかるかを感覚的にわかるようになり、適切な時間を設定できるようになります。
英語の指示:You will write the three sentence about yourself.
パートナーのウソ見抜く
準備ができたら、以下のような手順でアクティビティを行います。
- ペアになりワークシートを交換する
- お互いの書いたセンテンスを読んで、質問を考える(1分)
- じゃんけんをし、勝った方が、どれが嘘かを当てるために、質問する。負けた方は質問に答える(1分)
- 勝った方が自分の予想を言った後、負けは正解を言う
- 役割を交代して、①~④を繰り返す
英語の指示:
- Make pairs and exchange your worksheet with your partner.
- Read your partners’s three sentences.
- Do rock-paper-scissors. Winners will guess which sentence is the loser’s lie for one minute. You should ask many questions. Ready, set, go!
- Now, winners will tell your guess. Then, losers will tell the answer.
- Swich your roles. Losers will guess the winner’s lie. will ask as many questions as you can. Ready, set, go!
どのくらいの時間をこのアクティビティに充てられるかによりますが、時間があれば、ペアを交換して反復した方がよいでしょう。さらに、数名に全体の前で3つのセンテンスを読ませて、他の生徒や教員が質問して、嘘を当てるのもありです。
導入のタイミング
この活動は、文法を学習した直後に行っても良いですし、文法の復習を兼ねた活動として、warm-up活動として行っても良いでしょう。帯活動として行うことも考えられますね。ターゲットの文法を決めないで、自由にセンテンスを書かせるだけでも、このアクティビティを行えるので、単純なコミュニケーション活動として取り組ませる方法もあります。