今回は、私がTOEICのスコアを875点から950点まで伸ばした学習法と、実際に使用した参考書をご紹介します。
わずか1か月弱という短期間でしたが、しっかり戦略を立てて対策すれば、大幅なスコアアップも可能です。特に、900点以上を目指す方の参考になれば嬉しいです!
受験前のスコアと学習時間
私私は、1か月弱の学習で、TOEICのスコアを一気に875点から950点に上げることができました。
職業柄、普段から英語に触れることが多いので、それが自分自身の英語学習になっていたということも否めませんが、過去2年間のTOEICは、対策なしで受験して、875点(2024年3月)、890点(2023年3月)でした。なかなか時間が取れない中で、スキマ時間をうまく活用しながら勉強しました。朝起きてから出勤までの30分程度と帰宅後の時間を使い、平日は1〜2時間、週末は3時間程度のスキマ時間を利用し、集中して取り組んだおかげで、今回の結果につながったのだと思います。きました。
TOEICで高得点を取るには「TOEIC力」が不可欠!
TOEICで高得点を取る上で、必要なのは絶対的な英語力に加えて、TOEIC力とでもいうべき能力が求められると思います。TOEICの出題傾向を熟知し、TOEICの問題にどれだけ慣れているかがスコアに大きく影響します。
高得点を目指す人は、英語力だけではなく、このTOEIC力を伸ばすことを意識するべきです。もちろん、ネイティブのような英語力があれば、TOEIC力なんていらないのですが、そのような人は少数派。英語力だけに頼らず、TOEIC対策に特化した訓練も必須なのです。
弱点を見極めて、リーディングに全振り!
私に限らず、ほとんどの人は「リスニングスコア > リーディングスコア」のはずです。TOEICのリーディングセクションは900点を取るような人でも10問以上残して時間切れになってしまうほど、分量が多く難しいためです。
リスニングセクションが簡単だとは言いませんが、音声を聞いてから答える形式のため、時間切れになるということがなく、一応すべての問題に答えるチャンスがあるのです。
使用した参考書を紹介
ここからは、今回私が使った参考書を紹介します。何とか勉強時間を確保しながら、リーディング対策に多くの時間を使ったので、ほとんどの参考書は部分的にしか利用していませんが、860点以上を狙う方にはどれもおすすめできるものばかりです。
- 『全問正解する新TOEIC TEST990点対策』
- 『TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応』
- 『TOEIC L&R TEST 990点獲得 最強Part7模試 』
- 『TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ』
- 『公式TOEIC® Listening & Reading プラクティス リーディング編』
- 『公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編』
- 単語カード
1. 『TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応』 (濱崎潤之輔)
TOEICの各PARTの990点を取るためのポイントと攻略法が記されており、Training とPracticeテストがあります。別冊でFinal Testがあります。
Final Testは実際のTOEICと同様に200問あります。
今回は、PART5からPART7とFinal Test のリーディングパートに取り組んだだけで、リスニングパートには取り組んでいません。
PART 5の文法問題はかなり難しい印象で、TOEICのレベルを超えている感じもしました。PART6とPARAT7は、TOEICの中で難しい部類に入る問題が掲載されており、良い練習になりました。
2. 『全問正解する新TOEIC TEST990点対策』(加藤優)
「満点ポイント」が全部で27個あり、TOEIC形式の問題以外にも、速読やリテンションの練習、同義語を確認する問題があります。
この参考書もリーディングパートにしか取り組んでいませんが、文法問題、長文問題ともにやや難しく感じました。
3. 『TOEIC L&R TEST 990点獲得 最強Part7模試』
Youtubeでかなり難しい参考書だと紹介されていたので、購入してみました。タイトルの通り、Part7に特化しています。時間がなく、今回は途中までしか取り組めませんでしたが、予想していたよりも難しくはありませんでした。
今のところの印象は、
『全問正解する新TOEIC TEST990点対策』よりも易し目
『TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応』と比べてもやや易しいか同レベル
といったところです。
4. 『TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ』
TOEIC対策のリサーチをしていると、最近のTOEIC界隈では、『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』(金フレ)という単語帳が定番になっていると知り、さらに上級の『黒のフレーズ』があることを知りました。
全部で1000語扱われており、見開きで10単語ずつ掲載されています。Aランク(600-800点レベル)からSランク(950-990点レベル)の単語が各ページに配置されてます。
TOEIC受験前にざっと1~2周はしましたが、初見では、平均して5~6個程度答えられない単語がありました。
おそらくTOEICではたまにしか見かけないような単語ばかりだと思いますが、990点を取るためには、全て覚えないといけないのかもしれません。950点までなら、必要ないかもしれません。
5. 『公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リーディング編』
「TOEIC L&Rスコア350~700点レベルで、リーディングセクションを集中してじっくり学習 したい方向けのスキル別学習教材」となっていますが、本書の後半を構成しているMini Test やFInal Testは意外と難しいです。
Mini Test の制限時間が21分なので、スキマ時間に実戦感覚を養えます。Final Test は実際のTOEICと同じ形式・難易度だと感じました。
公式問題集ということもあり、上級者がTOEIC力を養うのために取り組むべき1冊です。
実際に私がどのように使用したのかは、こちらの記事をご覧ください。
6. 『公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編』
リスニング対策はほとんど行いませんでしたが、不安になったため、受験直前にMini Test1〜4とFinal Testには取り組みました。
こちらも「TOEIC L&Rスコア350〜700点レベル向け」とされていますが、実際には上級者でも間違える問題が含まれています。
上級者は、私と同様にMini TestとFinal Testだけ取り組むと良いと思います。
実際に私がどのように使用したのかは、こちらの記事をご覧ください。
7. 単語カード
おまけですが、今回は初めて単語カードを作ってみました。大学受験のときにも作ったことがなく初めての試みでしたが、単語をかなり覚えられた気がします。
今ではスマホの単語カードアプリも多くありますが、紙のカードに手書きしたほうが記憶に残ると感じました。カード作成の作業自体が記憶の助けになっていたのだと思います。
上記の参考書で解いた問題の中から知らなかった単語をピックアップしてどんどん書き出しました。すべての未知語ではなく、基本的に解答ページに訳が載っている単語に絞り、最終的に100語程度になりました。
このように取り出された単語は、TOEIC頻出単語である可能性が高く、必ず覚えるべきです。もちろん、作ったままにせず、時間があるときに何度も見直すようにしました。
ちなみに私はコスパが良い無印の単語カード使っています。
まとめ
以上が、私がTOEIC950点を取ったときに使用した参考書です。
英語力そのものだけでなく、TOEICに特化した対策をすることが、高得点を狙うためには不可欠です。
自分に合ったやり方を見つけて、スコアアップに役立ていただけたら嬉しいです。