実は上級者向け
『公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編』は、私がTOEICで950点(R475点 L475点) を取ったときに使った参考書です。900~950点を狙っている方の参考になればと思います。
TOEICは、上級者でも全て解き終わらないほどリーディングセクションが難しいのですが、リスニングセクションは比較的得点がしやすいと思います。リスニングは450点以上だけど、リーディングは、400点しか取れないという人はたくさんいるはずです。
TOEICが難化し始めてから私もそんな感じでした。ですので、900点以上を狙う上級者はリスニング対策よりもリーディング対策により多くの時間を費やすべきです。
ただ、リスニング対策を全くやらないで、本番に臨むのも不安ですよね。そんな人向けに、『公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編』を紹介します。
『公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編』は、「TOEIC L&R350~700点レベルで、リスニングセクションを集中してじっくり学習したい方向けのスキル別学習教材」だとされていますが、900点以上を狙う上級者にもお勧めできます。
ちなみに、姉妹書である『公式TOEIC® Listening & Reading プラクティス リーディング編』にも取り組むことをおすすめします。
構成と内容
本書は、STEP1~3で構成されており、STEP1 はユニット学習というタイトルがつけられており、Unit1~20で構成されています。
各ユニットには、ウォームアップ、プラクティス、チャレンジの3つがあり、ウォームアップとプラクティスは、リスニングの基礎力を養うためのものです。チャレンジでは、本番のTOEICと同じ形式・レベルの問題を解きます。
STEP2は、Mini Test が4つあります。問題数はそれぞれ31問です。STEP3は、Final Test で、実際のTOEICのリスニングパートと同様に100問の問題があります。レベルも本番と同様です。
私の使い方と結果
リスニング対策を全くしていなかったのですが、受験1週間ほど前から、朝食前や就寝前にMini Testを解き、試験2日前にFinal Testに取り組みました。
上級者は、Mini Test と4つとFinal Testだけを解けば十分です。本書は700点レベルまでが対象だから簡単だろうと高を括ってましたが、1~4で満点は1度も取れませんでした。
ちなみに、Mini Testで私が間違えた問題は以下の通りです。
Mini Test 1 問11✖
Mini Test 2 問5✖
Mini Test 3 問1✖ 問3✖
Mini Test4 問21✖
本番2日前に焦って解いたFinal Testでは、7問間違えてしまいました。間違えた設問は次の通りです。
問22✖
問46✖
問63✖
問92✖
問94✖
問95✖
問99✖
参考スコア範囲の換算表(p.287)によるとFinal Testが91-95点の場合、幅が広過ぎる気がしますが、TOEICでは435-495点をとれる可能性があるようです。
この直後に受けたTOEICのリスニングセクションが475点だったので、ある程度正確ですね。ちなみに、475点は過去2年では1番高い点数です。この問題集を解いて、TOEICの形式に慣れておいたおかげなのでしょう。
イギリス人男性ナレーターに苦戦
余談ですが、イギリス人男性のナレーターの英語が聞き取りにくく感じました。この男性が何を切っているのかまったくわからない箇所もあり、間違えてしまった問題もあります。
公式の参考書なので、ナレーターが本番と同じならば、ナレーターの英語の癖に慣れるという意味でも、『公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編』をやるべき価値はあります。
まとめ
『公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編』は初級者~中級者向けの参考書ですが、Mini Test 1~4とFinal Testは900~950点を狙う人にもやってみる価値はあります。は意外と解けない問題が含まれていますし、実戦感覚をつかむ練習にはもってこいだと思います。
ただし、上級者レベルになると、STEP 1に取り組むのは時間の無駄になってしまうので、やらなくて良いと思います。 上記の作文の添削をしてください。