しっかりとした英語教育を実践するためには、生徒の英語力を高めるための英語教授法を考えるだけでなく、英語教師自身の高い英語力が求められることは言うまでもありません。
英語教師には、常に自身の英語力を高めていく努力が求められます。少なくとも、英語力が落ちないように維持・向上させる必要があります。これは他教科と大きく異なる点です。英語以外の教科では、専門的な知識と指導力があれば、ある程度質の高い授業ができると考えられます。しかし、英語の場合、教師の英語力が低ければ、どれほど優れた指導法があっても、それを十分に使いこなすことはできません。
私は自身の実力を測るため、これまで年に1回TOEICを受験してきました。以前は常に900点を超えていましたが、ここ数年は試験の難化傾向もあり、直近2年間は900点に届きませんでした。TOEIC対策をしていなかったことも要因の一つだと感じています。今回はしっかりと対策をして臨もうと思い、1か月ほど前から徐々に勉強を始めました。仕事が忙しく、毎日1時間程度の学習ができれば良い方という状況でしたが、なんとか対策を進め、2025年3月16日の第384回TOEICで950点を取ることができました。ちなみに、ちょうど1年前のスコアは875点でした。

スコアが下がっていたのは主に試験の難化によるものだとは思いましたが、「もしかすると自分の英語力が落ちているのではないか」と不安にもなり、次回はきちんと対策をして臨もうと決意しました。英語教師として日常的に英語を読んだり聞いたりしているため、極端に英語力が落ちることはないはずですが、多忙を理由に、自分の英語力をさらに高めるための学習が不十分だったのかもしれません。
「英語力を高める」といっても、具体的な目標や尺度がなければ、モチベーションを維持したり、学習を振り返ったりすることが難しくなります。そこで、TOEIC満点を目標に据え、今後の英語学習を進めていくことに決めました。目標は、2026年3月までにTOEICで満点(990点)を取ることです。
TOEIC満点を目指し、自分の英語力をさらに高めて、より良い授業につなげていくだけでなく、試験対策を通して得られた学習経験も、生徒に還元していきたいと考えています。
部活動の指導もあるため、来年3月までに受験できる回数は頑張っても3回程度になりそうですし、集中して勉強できる期間も限られていますが、必ず目標を達成します!
今後、このブログでは私がどのようにして950点を取ったのか、またTOEIC満点に向けた学習内容についても、順次ご紹介していく予定です。