今日の授業は、久しぶりに大きな失敗をしてしまいました。他の校務で忙しく、準備が不十分なまま授業に臨んでしまったのです。PowerPointのスライドだけを用意して満足してしまい、教科書をしっかり読み込んでいなかったため、授業中にところどころテキストを読み返しながら進めるような形になってしまいました。
教科書の内容理解が不十分なせいで、あやふやな部分があり、間違った説明をしてしまう場面も。すぐに訂正はしましたが、こうしたことが続くと、生徒からの信頼を失ってしまいます。改めて気を引き締めなければいけないと感じました。
余裕がなく、表面的な授業になってしまったことも反省点です。気持ちに余裕がないと、英語で話す内容の精度も下がり、適切な表現が出てこなかったり、文法ミスも目立ちます。テンパっている様子が生徒にも伝わってしまったかもしれません。
また、4人組で活動させた際、グループでまとめた答えを発表するときに、珍しく教室内がざわざわしていました。こちらの準備不足が、生徒にも不安を与えてしまったのかもしれません。あるいはこちらの余裕のなさから、普段以上に周囲の反応が気になってしまったのかもしれません。
英語の授業準備は、教科書の文法事項や内容を確認するだけでは不十分です。教える内容の理解ができたら、教科書本文を自分の言葉でリテリングしておくことをおすすめします。そうすることで内容が頭に定着し、授業でも余裕を持って対応できます。
さらに、授業をする前に本文の内容を自分でもパラフレーズする練習も効果的です。生徒が理解しやすいように説明できるようになるからです。実際には、すべてのパラフレーズを事前に準備するのは難しいですが、生徒がつまずきやすそうな箇所だけでも準備しておくと、授業の質が大きく変わります。
教科書の内容が難しくなるほど、パラフレーズが求められる場面も増えます。だからこそ、事前の準備が大切なのだと改めて実感しました。